不妊用語集

不妊用語集

不妊用語集Resume

プロギノーバ

ホルモン補充周期の凍結胚移植の際にに使用します。ホルモンバランスの変化から頭痛などの副作用があらわれる場合があります。稀に胆汁うっ滞黄疸や血栓症があらわれる場合があります。

エストラーナテープ

ホルモン補充周期の凍結胚移植の際に使用します。ホルモンバランスの変化から頭痛などの副作用があらわれる場合があります。稀にアナフィラキシー、静脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎があらわれる場合があります。また極稀に接触皮膚炎、不正出血、消退出血、乳房緊満感があらわれる場合があります。

プロゲステロン膣坐薬

ホルモン補充周期の移植の際に使用します。ホルモンバランスの変化から吐き気、不正出血、頭痛、にきびなどの副作用があらられる場合があります。

DHEA

アンチエイジングのサプリメントです。排卵誘発を行っても卵巣の反応が悪い症例などでDHEAを内服すると卵巣の反応性が改善されたという報告があり、注目されています。

インターパンチ

インターフェロン誘起作用を有する南瓜子、車前子、金銀花、紅花の4種類の生薬からなる漢方製剤です。ARTを行っても良好胚が得られずになかなか妊娠しない症例などでインターパンチを内服すると、良好胚獲得率が上がり妊娠する症例があるとの報告があります。

アグリマックス(Dr.AglyMax-S)

大豆イソフラボンをより効率よく吸収できるように加工した発酵大豆胚芽抽出物で、栄養補助食品です。イソフラボンは更年期障害に有効性が認められています。内服により妊娠や着床に欠かせないとされる白血病阻害因子(LIF)とトランスフォーミング成長因子β(TGF-β)などの分泌亢進が盛んになります。これらの因子は子宮内膜に働きかけ、受精卵が着床しやすい環境を整えます。この研究成果は権威ある英国の内分泌医学雑誌に掲載され注目されています。

卵巣機能不全(卵巣機能低下症)

卵巣機能がうまく働かないために月経周期の異常や排卵障害が引き起こされている状態です。原因は様々で、大きな精神的ストレスや無理なダイエットによるホルモンバランスの乱れなどによっても卵巣機能が低下します。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

卵巣内に多数の卵胞が確認され、それらがうまく発育せずに排卵障害が起こる病態です。排卵障害による月経不順や無月経を示すこともあります。男性ホルモンが高値である場合やFSHが正常でLHが高値である場合が多いです。

早発卵巣不全(POF)、早発閉経(POI)

40歳以前の閉経や続発性無月経を示す病態です。ゴナドトロピンが高値でエストロゲンが低値となります。

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)

排卵誘発剤を使用した場合は卵巣内に複数個の卵胞が形成されます。卵巣過剰刺激症候群(OHSS)は、多数の卵胞形成によって卵巣自体が腫れることによる腹痛と、随伴して出現する腹水貯留による腹部圧迫感を主症状とする病態です。症状の程度は、薬剤の種類と投与量そして発症した人の体質(たとえば多嚢胞性卵巣症候群)や薬剤への感受性によって異なります。発症中の妊娠は重症化しやすいため、ARTを行う際、排卵誘発剤により卵胞が多数発育した場合は、その採卵周期は新鮮胚移植はせず、受精卵(胚)を全て凍結保存します。

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